活躍する防犯の達人- vol.012 矢野 晃一 さん –

ASES(総合防犯士会)の横顔 (10)
我が社の概要、セキュリティーシステムのありかたについて

(有)エビステクノ 矢野 晃一
総合防犯設備士
(登録番号 第03-0083号)

一、プロフィール
横浜市在住、日本防犯設備協会所属、神奈川県防犯設備士協会会員、電験3種、1級電気工事施工管理技士、電気工事士
連絡先  (有)エビステクノ  045・473・4490  yano3ebisu@yahoo.co.jp

二、活動エリア
神奈川県を中心に活動していますが仕事によっては全国一円、機会があれば海外にも

三、経歴とセキュリティーシステムへの想い
前職定年までは各種システムの販売と営業技術、保守まで幅広く担当してきました。 セキュリティーシステム、各種ITVシステム、交通管制システムなど施工管理を含め現場第一主義をかかげて数多くの件名に関わってきました。
近頃は総合防犯設備士として防犯設備士養成講習講師や防犯講演会、防犯優良マンション診断などの分野にも活動範囲を広げています。
いまはビルの設備運転管理を中心としたビル総合管理業務に従事しています。 これには定年まぢかに取得した電験3種の資格が役立っています。
日常は設備営繕もこなしながら忙しく充実した日々を過ごしています。

こうした経験のなかからセキュリティーシステムのありかたについて想いの一端を述べてみたいと思います。
昨今、世間を騒がせ社会生活に不安を与える事件が発生していますが、事件が起こるたびセキュリティー対策の不備、弱点が指摘され教訓として示されています。
「なるほど」とそのときは感じながら時間とともに忘れがちではないでしょうか。 社会の重要施設では高度で複雑なシステム設備機器を導入してセキュリティーの強化を図っていますが、犯罪企図者はその隙間を見つけて入り込んできます。 この隙間を限りなくゼロにするためシステム機器の日常怠りない保守管理が欠かせないわけですが何事もないのを幸いついつい怠りがちになっていないでしょうか。

また、システムはシンプルにして、運用と保守にあたって「人間に優しい」ことが大切だと感じます。 いろいろと考えすぎて複雑で難しいシステムになっているケースをたくさん見てきましたが、これを使いこなして機能をフルに活用できないようでは意味がありません。 ハードとソフトの両面にわたるよりよいシステムをつくり、それを使いこなして隙間ゼロにする最後は「人間力」、これを持続させる不断の努力が欠かせません。 このさき微力ながら安全安心社会実現に役立ちたいと考えています。