活躍する防犯の達人- vol.017 山田 智典 さん –

株式会社 悟幸技研
山田 智典
(登録番号 05-0163)

1.これまでの経歴

警備会社、産業機械販売店を経て、現在は製造業に従事しております。
最初の会社では、社名変更・分社化・転籍・親会社の変更など、10年間で多くのことを経験いたしました。職種も保守から始まり、工事・設計・緊急対処・輸送・現金事務など、ほぼすべての業務を経験いたしました。
いちばん心に残っているのは、建物2棟を1棟にするという大工事でした。1か月間ほぼ毎日のように通い、協力会社の方々と一緒に60Pケーブルなどを引っ張ったりもしました。やはり工事全体が難しくかなりの予算オーバーだったようでしたが、我々は予算の2/3に抑えることができ、建築会社から大変感謝されたことは印象的でした。自分は見て覚えるタイプですので、いつも協力会社の後ろで見ていたおかげで電気工事などの技術も身につき、その後の資格試験などでかなり役立てることができました。
内勤では機器の社内修理などを提案して、多い時にはシルバー・パート・自分の3人で年間5000万程の経費削減にも貢献し、わざわざ神戸から研修に来て頂いたこともありました。電材購入に秋葉原へ幾度となく通ったものでした。
販売店では、RFタグシステムの開発・実証やエコ商材の施工販売、そして産業機械の販売で一般家庭・事務所・工場・病院などを回りましたが、水や空気にはお金を出すが安全はタダでしょという考えがまだまだ多いことに気づかされました。問屋もそういう考えが多く、最近になってやっと防犯カメラの取り扱いを始めた感じです。
現在ではいわゆる町工場的なところで建築金物を製作しております。屋根周りなど頭上のものが多いですが、足元のものも何かということで、柵や車両突入防止アングルの設計製作もしております。

2.総合防犯設備士資格取得

防犯設備士資格は入社してまもなく取得させられました。多くの機器に触れていたため説明も難しくはありませんでしたが、物理が苦手でしたので電気計算はさっぱりでした。工学部卒業の同期が免除だと言っていたのをうらやましく見ておりました。
その後、自主的に総合防犯設備士資格を受験しましたが、問題数行・回答はA3用紙にご自由にというこれまでにない難しさが記憶に残っております。面接試験で言われた、20代は君だけだよの言葉が難しさを語っておりました。会場で出会った機械警備部署の教育担当者は打ちひしがれたようで、以降資格の話はNGになるぐらいでした。今では受験セミナーがありますので、恵まれていていいなと思います。

3.埼玉県防犯優良アパート認定制度スタート

2013年に総合防犯士会の運営理事を拝命するに当たり、地域協会にも所属しようを思い、前々から気にはなっていた(一社)埼玉県防犯設備士協会(埼防設)に入会しました。ちょうどその年に役員改選が行われ、いきなり役員に選出されたことで、これは何かしなければと思い、防犯優良アパート制度を構築し始めました。
すでに防犯優良マンション制度は開始され実績もありましたが、大規模向けで高額であるとの意見が埼防設会員から出ましたので、小規模向け制度として基準の見直しから始めていき、県警からのご指導・意見交換を経て、当初よりも半年程度遅れの2015年8月スタートとなりました。
マンション制度のようにやはりお墨付きが必要だということで、いろいろと考えておりましたが、県警から「協力で」と言って頂いたときには、すべての苦労が報われた感じがしました。
スタートして半年間は結果が出ませんでしたが、毎年コンスタントに認定物件を出していけるように邁進しております。(2018年2月現在、17件の認定)

世界情勢だけでなく我が国の社会情勢も少しずつ荒れ始めてきておりますが、これからも安全安心なまちづくりに少しでも貢献できるように努力をしていきたいと思います。