活躍する防犯の達人- vol.025 藤本 真一 さん –

ASES(総合防犯士会)の横顔

有限会社 マルイ商会
代表取締役 藤本 真一
総合防犯設備士(登録番号09-0266)
防災士 登録№114747
熊本県警察認定 防犯設備アドバイザー
かぎ・防犯カメラ・セキュリティシステムの設計・施工及び販売

経歴

1966年9月17日生まれ 55歳
熊本県立熊本工業高等学校 電気科卒
株式会社アート 1985年~1997年
有限会社マルイ商会 1999年~

総合防犯設備士の資格取得の動機

(株)アート在籍時、防犯設備士を取得させて頂き、セキュリティ機器メーカーとして防犯設備に携わる仕事を12年間務めて参りました。

熊本に帰り、鍵に携わる事業を引き継ぎ、セキュリティ機器の取付、メンテナンスに関わって来ました。

仕事上、防犯カメラの設置や防犯診断のご提案などが増えてきて、そこで、業務上必要と思い、もうワンランク上の総合防犯設備士の取得を目指す事となりました。

早速、総合防犯のガイドを購入して、独学で勉強しましたが、ダメでした。

二度目の挑戦で今回はセミナーも受講し、受かる気マンマンでしたがダメでした。

座右の銘が【七転び八起き】

ここで、引き下がる訳には行きません。心を入替え、生半可な姿勢をただし、真面目に学び、三度目の正直で、無事合格する事ができました。今回の挑戦で防犯設備機器以外に防犯設備の監査まで幅広く学ぶことが出来ました。

熊本地震を乗り越え

2016年(平成28年)4月14日 21時26分 震度7 4月16日未明 震度6強の地震が2回発生。その後、震度6弱の地震が3回発生。

日本国内の震度7の観測事例としは4例目(九州では初)に当たり、現在の気象庁震度階級が制定されてから初めて震度7が2回観測された地震となりました。

余震が続く間は、出入り口近くにテーブルを置き、すぐ外に出れるように対応しました。

地元の消防団に所属しておりましたので、支援物資の配送を手伝い、小学校の体育館に避難所を開設し、運営のサポートをさせて頂きました。

また防犯設備で学んだ自助、協助、公助の協力体制を確保する大切さを感じました。

この時の経験から、少しでもお役に立てるように防災士の取得を考えました。

熊本県防犯設備協会の設立

総合防犯士会で活動しておりました中、当時熊本県には防犯設備協会がありませんでした。

2010年に以前、勤めていた会社の上司が岩手県で防犯設備協会の立ち上げに携わったとのお話を聞き、協会立ち上げの進め方、会員の集め方、などご指導頂きました。

当時、熊本には総合防犯設備士が3名おり、その中の2名を中心に協会の立ち上げを進めて参りました。

防犯設備協会の皆様、熊本県警のご担当の皆様、会員の皆様のご協力を得て2012年に企業会員、個人会員、約30名で設立総会を開催することが出来ました。

右も左も判らず、スタートした協会でしたが、熊本県警様のご協力、会長の指導力、会員の団結力もあり、2013年に一般社団法人化、熊本県警様からの防犯アドバイザーを委嘱されました。

主力事業としまして防犯設備士による優良防犯セキュリティ集合住宅、ホームの認定作業を行っております。

今後も熊本県の安全、安心まちづくりに貢献できるよう活動して参りたいと思います。